与那国、そして台湾2012 その7
与那国を出発し、真栄里にあった旧石垣空港経由で那覇へ。那覇で羽田行きに乗り換え、品川泊。
翌日に羽田国際ターミナル発で台北・松山へ。
当然エコノミーだったが、隣のおばさんがやたらとワインを注文し、カバンにどっさりしまい込んでいたのを見て、なにか哀れみの気持ちまで抱いてしまった。ワインぐらい地元で買えよ。今安くて美味しいのはいくらでもあるだろうに。
今回が初海外だったこともあり、与那国を出てから台北に着くまで一枚も撮影していない。台北松山空港への降下がアナウンスされたときに景色を見たときに、「ああなんて茶色なんだ」と感じた。台湾の印象は茶色からスタートしたのだった。台北松山空港は軍用空港でもあり、機内からの撮影は禁止されている。中国某航空みたいにCAさんに窓のシェードを強制的に降ろされるようなことはなかったが。
台北の街中でようやくカメラを構える余裕が出てきた。
まずは、有名な観光地、九份に行くことにした。バス乗り場に行くと、ちょうど発車したところだったが、次々やってくるので心配ない。チケットを買う必要もなかったのでそのまま乗り込んだ。
まあしかし運転の荒いこと荒いこと。高速道路もバンバン車線変更をして飛ばしている。沢木耕太郎が深夜特急の中で、猛スピードのバスについて書いているが、あそこまでスピードを出しているわけではないが、見ていて冷や冷やする。
無事になんとか九份に到着。観光客でいっぱいであった。
右に写る青いバスが、そのぶっ飛ばしバス↑。
かなりの高台にあって、眺めが素晴らしい。与那国島見えないかな。見えるわけないですな。ここからだと南東方向だから。
さて、千と千尋の神隠しの舞台になったともいわれる、例の場所へ行こう。
UFOラインへ行ってきた
高知県いの町のUFOライン。四国にいながらなかなか行く機会がなかったのだが、車のCMを見るといってみようという気になる。
くれぐれも運転に自信のある方、安全運転を心掛けておられる方による運転でお越しください。離合の難しい箇所、工事中の箇所、サイクリングと非常に危険な道です。責任は自分で。
その難しさでもこの景色で苦労は吹っ飛ぶ。
前回訪れたときはこの天気。
高山は天気が急変するから気を付けなければいけません。
今回は、愛媛・高知ナンバーだけでなく、川崎、神戸、香川と他県ナンバーがたくさん。カーブに猛スピードで突っ込んでくる高齢者もいて、慎重な運転が必要です。また、ただでさえ狭い道端にハイエースワゴンをドカンと止めて、三脚を立てて岩肌に咲くアケボノツツジやイシヅチザクラを撮影する高齢者たち。撮るなとは決して言いませんが、公道であることをもう少し考えてもらいたいものです。
与那国、そして台湾2012 その6
祖納港近くの集落にあった、十山(とやま)神社。GoogleMapによれば、日本最西端の神社とのこと。鳥居はごくごく普通なのだが
この画像は2012年当時のもので、今は少しリニューアルされている。ふと足元に目をやると、マンホールの蓋が。
日本最西端のマンホール!?
山の切り立った崖にくぼんだ所があるが、そこがティンダバナ。祖納(そない)部落と東シナ海を一望できる、素晴らしい眺望のスポット。実はこの2012年の旅行ではここを訪れず、こうして下から眺めただけだった。ちょうどこの旅の一週間くらい前に民放の旅番組でタレントが訪ねていたのを見て、こうして写真を撮ったのである。飛行機の時間が迫っており、行かなかったものと思われる。
与那国島にものらねこさんはいた。希少動物を襲いなさんなよ。
駆け足で島を巡り、空港へ。我々が乗る機体が着陸態勢に入ったところを撮影。
こうして慌ただしく見て回り、与那国を後にした。
JA8940(737-400)は2019年5月に退役済。
与那国、そして台湾2012 その4
道沿いのいたるところに馬さん。しばらく道なりに進むと…
バンブーヴィラという表札がある海岸に出た。あっこの建物は!
そう!テレビドラマになったDr.コトーの診療所なのです。見た感じでは誰も受付の人はいないようだったが、注意書きには入場料300円と書いてあったので、遠くから眺めるだけにした。
診療所の建物を許可なく撮影したら、指摘されそうだったので、その前の砂浜を写した。地質図Naviで確かめてもらえばわかるが(地質図Navi (gsj.jp))、与那国島はほぼ全体が堆積岩で構成されている島であり、特に島の南側にこのような砂浜があることが驚きであった。道をさらに進むと次のような風景なのである。
ブラタモリで与那国島やらないかなあ。撮影はしていないが、与那国島海底地形という、海底遺跡ともいわれる造形のすばらしい海底地形があったりする。ここの地形はタモリさんも喜ぶと思う。
浸食の結果と分かっていても、自然の作り出す形の素晴らしいこと!
与那国、そして台湾2012 その3
この旅の後2019年に地形図の改訂があり、西崎から260m北北西のトゥイシというこの画像の岩礁(水上岩)が日本最西端に認定されたようである。
ちなみにこのブログのために日本の端を調べると、最西端以外は一般人は到達不可能な場所ばかりである。ううむ。
展望台横の灯台である。灯台の管理も大変である。こんな遠くの灯台もきちんと管理しなければならないのだから。税金がこのようなことに使われていることを理解しなければなりません。
久部良港停泊中のフェリーよなくにである。石垣と与那国を4時間で結ぶフェリーで、与那国発が水・土、石垣発が火・金である。悪天候になるとしょっちゅう欠航するので、HPでよく確認して乗船されることをおすすめします。
島の南側をドライブしようと道を曲がると、目に飛び込んできたのがこれ。
初めて見る人にはなんのことやら。これはテキサスゲートといい、馬や牛がこの溝から外に出ないように作られたもの。ゲートと名がつくが、門はいらない。この溝だけで出入りを制御できるので、とてもいいですね。
ここを通り過ぎると、見えてきました与那国馬🐎!
放牧されているので、ゲート内では食べ放題?! 車や人は与那国馬に遠慮しながら通過しなければなりません。でもかわいい。